【2026年版】オリックスの年収はどれくらい？平均年収・役職別・年代別に徹底解説

オリックスの年収や働き方について、最新データをもとに徹底解説します。
平均年収や役職別・年代別の年収推移、福利厚生や転職難易度まで、気になる情報を網羅しました。
オリックスでのキャリアを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

オリックスはどんな会社？事業内容とビジネスモデル

オリックス株式会社は、1964年にリース事業からスタートし、現在では金融、銀行、事業投資、不動産、ESG分野など多岐にわたるサービスを展開する日本を代表する大企業です。
グローバルに31カ国で事業を展開し、従業員数は33,000人以上、当期純利益は3,000億円を超えています。
法人営業や不動産、事業投資だけでなく、環境・社会・ガバナンス（ESG）分野にも積極的に取り組んでおり、安定した経営基盤と成長性を兼ね備えています。

オリックスの平均年収は976万円！

オリックスの平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書によると976万円（平均年齢44.2歳）です。
この水準は国内の金融機関の中でもトップクラスで、毎年高い水準を維持しています。
また、2023年度には最大10.4%の賃上げが実施され、今後も年収水準の向上が期待されています。

オリックスの平均年収から算出する手取り額の目安

オリックスの平均年収976万円（44歳）をもとに、税金や社会保険料を差し引いた年間の手取り額は約706万円、月額では約59万円と試算されています。
この手取り額は、国税庁や日本年金機構などの公式データをもとに計算されたもので、生活レベルとしても非常に高い水準です。
また、オリックスでは住宅補助や各種手当も充実しているため、実際の可処分所得はさらに高くなる傾向があります。
高年収の恩恵をしっかり受けられる環境が整っているのが特徴です。

オリックスへの転職難易度と年収レンジの関係

オリックスは高年収・成長機会・多様なキャリアパスが魅力で、転職市場でも非常に人気の高い企業です。
一方で、近年は中途採用にも積極的で、20代や第二新卒の転職実績も増加しています。
正しい選考対策を行えば、十分に転職可能な環境です。
また、役職や職種によって年収レンジが大きく変動するため、希望するポジションやキャリアプランに応じて年収アップも狙えます。
転職前には自身の適正年収や転職可能性を診断できるツールも活用し、しっかりと準備することが重要です。

オリックスの年収体系と等級・グレード別の年収イメージ

オリックスの年収は、基本給・残業代・賞与（年2回）で構成されており、役職や評価によって大きく変動します。
特に課長代理（管理職）以上になると裁量労働制が適用され、残業代の支給方法が変わる点が特徴です。
また、総合職と一般職で年収レンジに差があり、総合職は全国グローバルと首都圏エリアの2区分に分かれています。

オリックスのグレード別年収イメージ

オリックスでは、役職やグレードごとに年収レンジが明確に設定されています。
新卒はアソシエイト3級からスタートし、昇進に伴い年収も大きく上昇します。
アソシエイト2級以降は昇進スピードや評価によって差がつきやすく、課長代理クラスで年収1,000万円を超えるケースも珍しくありません。
また、住宅手当（年間約100万円）などの各種手当も充実しており、実際の年収はさらに高くなる傾向があります。
課長以上はさらに高い年収レンジとなり、部長クラスや執行役員は実力次第で大幅な年収アップも可能です。

役職のイメージ	年次のイメージ	年収のイメージ
アソシエイト3級	1-4年目	400-550万円
アソシエイト2級	4-7年目	650-750万円
アソシエイト1級（主任）	7-10年目	700-900万円
プロフェッショナル2級（課長代理）	10年目-	900-1,200万円
プロフェッショナル1級（課長）	12年目-実力次第	1,200-1,500万円
シニアプロフェッショナル（部長）	15年目以降実力次第	1,500万円-
執行役員	実力次第	実力次第

賞与・昇給制度・評価基準の仕組み

オリックスの評価制度は、定性評価が昇給・昇格に、定量評価が賞与に反映される仕組みです。
上司との評価面談を通じて、等級や役職ごとに求められる目標の達成度が昇格・昇給に直結します。
賞与は年2回（夏・冬）支給され、夏のボーナスは評価が反映されやすく、冬は一定額が支給される傾向です。
賞与の割合が年収の3割～5割を占めることも多く、年次や評価によって大きく変動します。
営業職では業績による差が顕著ですが、管理部門では比較的安定した賞与が支給される傾向があります。

【職種別】オリックスの平均年収一覧

オリックスの職種別平均年収については、総合職・一般職で大きな差があります。
総合職は全国グローバル・首都圏エリアの2区分があり、全国グローバルは転勤を伴う分、年収水準が高めです。
一般職は総合職の6～7割程度の年収となります。
なお、詳細な職種別レンジはデータ未掲載です。

【年代別】オリックスの年収推移（20代・30代・40代）

オリックスで新卒入社し、順調に昇進した場合の年代別年収推移は以下の通りです。
昇進スピードや評価、残業時間によって個人差はありますが、全体的に高い水準を維持しています。

年齢	年収
25歳	450-500万円
30歳	700-750万円
35歳	900-950万円
40歳	1,000-1,100万円
45歳	1,200万円以上（評価次第）
50歳	1,300万円以上（評価次第）

オリックスの社員のリアルな口コミ

オリックスで働く社員の口コミには、昇進スピードや年収の高さ、福利厚生の充実ぶりに関する声が多く見られます。
また、若手のうちは昇進に大きな差はないものの、アソシエイト2級以降は評価や実力によって昇進・年収に差がつきやすいという意見もあります。
課長代理クラスで年収1,000万円に到達する点や、住宅手当などの手厚い福利厚生も高評価です。

【中途採用】オリックスのような優良企業への転職おすすめサービス

オリックスのような高年収・安定企業への転職を目指すなら、ハイクラス転職サイトやエージェントの活用が効果的です。
各サービスごとに強みやサポート内容が異なるため、自分のキャリアや希望条件に合ったサービスを選ぶことが重要です。

オリックスの年収が高い理由とは？

オリックスの年収が高水準を維持している背景には、いくつかの明確な理由があります。
ここでは、その主な要因を解説します。

高年収の理由①：多角的な事業展開による安定した収益基盤

オリックスはリース事業からスタートし、現在では金融、銀行、事業投資、不動産、ESG分野など多角的なビジネスモデルを確立しています。
この多様な収益源が、景気変動の影響を受けにくい安定した経営基盤を支えています。
そのため、業績が安定しやすく、社員への還元として高い年収水準を維持できるのです。
また、グローバル展開による海外収益も年収の高さに寄与しています。

高年収の理由②：優秀な人材確保のための積極的な賃上げ施策

オリックスでは、近年最大10.4%の賃上げを実施するなど、優秀な人材を確保・維持するための積極的な給与改定が行われています。
特に管理職層を中心に年収水準が引き上げられており、業務負担の増加や物価高への対応も考慮されています。
また、新卒を含む全社員に一時金を支給するなど、社員満足度の向上にも力を入れている点が高年収の背景となっています。

高年収の理由③：明確な評価制度と成果主義の導入

オリックスでは、定性評価と定量評価を組み合わせた明確な評価制度を採用しています。
目標達成度や営業成績が賞与や昇給に直結し、成果を出した社員がしっかりと報われる仕組みが整っています。
特に営業職では業績によるインセンティブが大きく、モチベーション高く働ける環境が高年収につながっています。

高年収の理由④：手厚い福利厚生と各種手当の充実

オリックスでは、住宅補助やリフレッシュ休暇、カフェテリアプランなど、福利厚生が非常に充実しています。
住宅手当だけでも年間約100万円が支給されるケースがあり、実質的な可処分所得が大きく向上します。
また、フレックス制度やスポーツクラブ優待など、働きやすい環境づくりにも注力しているため、年収以外の面でも高い満足度を実現しています。

オリックスの初任給・新卒1年目の想定年収

オリックスの初任給は、2024年入社時点で大卒が27万円、修士卒が29.5万円です。
この基本給に加えて賞与や残業代が支給されるため、新卒1年目の年収も高水準となります。

学部卒の場合

2024年入社の学部卒（大卒）の初任給は月給27万円です。
これに賞与や残業代を加えると、1年目の想定年収は約400万円～450万円程度となります。
また、住宅手当や各種福利厚生も充実しているため、実際の生活水準はさらに高くなるでしょう。

院卒・専門職の場合

修士卒や専門職の場合、2024年入社の初任給は月給29.5万円です。
賞与や残業代を含めると、1年目の想定年収は約430万円～480万円程度が見込まれます。
学歴や職種による初任給の差はありますが、いずれも業界内では高水準です。

年度	大卒	修士
2018年～2023年	24万円	27万円
2024年	27万円	29.5万円

オリックスの福利厚生制度

オリックスは福利厚生が非常に充実していることで知られています。
社員のワークライフバランスや自己成長を支援する多彩な制度が用意されており、働きやすさと満足度の高さが魅力です。

福利厚生①：住宅補助制度で生活コストを大幅サポート

オリックスでは、住宅補助制度が非常に手厚く、月5～6万円程度の補助が支給されます。
年間に換算すると約100万円近くのサポートとなり、家計への負担を大きく軽減できます。
この制度は多くの社員から高く評価されており、安心して長く働ける環境づくりに貢献しています。

福利厚生②：リフレッシュ休暇制度で心身ともにリセット

年次有給休暇を5営業日連続で取得した場合に奨励金が支給される「リフレッシュ休暇制度」があります。
レジャー関連費用（交通費・宿泊費・飲食費など）に利用でき、家族や友人の分も含めて支給されるため、社員のリフレッシュや家族サービスに役立っています。

福利厚生③：多彩な自己成長・健康支援制度

自分磨き制度やスポーツクラブ優待、カフェテリアプラン、クラブ活動など、社員の自己成長や健康維持をサポートする制度が豊富です。
また、フレックス制度やノー残業デーも導入されており、柔軟な働き方が可能です。

福利厚生④：退職金・持株会など将来も安心の制度

退職金制度や持株会、慶弔金、直営保養所（軽井沢・京都嵐山・賢島）など、将来にわたって安心できる福利厚生も整っています。
キャリアセレクト制度やカムバック再雇用制度もあり、長期的なキャリア形成を支援しています。

選考対策と面接で見られるポイント

オリックスの選考では、業務内容の理解度や適性、コミュニケーション能力、実績の再現性、価値観のマッチ度などが重視されます。
しっかりと自己分析を行い、企業研究や面接対策を万全にして臨みましょう。

①業務内容の理解度・適正

オリックスの多角的な事業内容をしっかり理解し、自分がどの分野でどのように貢献できるかを明確に伝えることが重要です。
業界研究や企業分析を徹底し、志望動機やキャリアビジョンを具体的に語れるよう準備しましょう。
また、金融や投資、不動産など幅広い分野への興味や適性もアピールポイントとなります。

②コミュニケーション能力

オリックスでは、社内外の多様な関係者と連携しながら業務を進める場面が多いため、コミュニケーション能力が重視されます。
面接では、論理的な説明力や相手の意図を汲み取る力、協調性などが問われます。
グループディスカッションやケース面接などでも積極的に発言し、チームワークを意識した対応を心がけましょう。

③実績・経験の再現性

これまでの実績や経験が、オリックスでどのように活かせるかを具体的に説明できることが重要です。
過去の成果や課題解決のプロセスを整理し、再現性のあるスキルや強みをアピールしましょう。
また、失敗経験やそこから学んだことも正直に伝えることで、成長意欲や柔軟性をアピールできます。

④価値観のマッチ度

オリックスは多様な価値観を尊重する企業風土が特徴です。
自分自身の価値観や働き方が、オリックスの企業理念やカルチャーと合致しているかを自己分析し、面接でしっかり伝えることが大切です。
企業のミッションやビジョンに共感している点を具体的に語ると、好印象につながります。

オリックスで得られるキャリアパスと将来性

オリックスでは、若手のうちから多様な業務やプロジェクトに携わることができ、幅広いキャリアパスが用意されています。
昇進スピードや評価によって年収アップも狙え、管理職や専門職、海外拠点での活躍など、将来の選択肢が豊富です。
また、グループ内での異動や新規事業へのチャレンジも可能で、長期的なキャリア形成を目指す方にとって魅力的な環境です。

まとめ｜オリックスの年収はどんな人にとって魅力的か

オリックスは、金融業界でもトップクラスの高年収と充実した福利厚生、多様なキャリアパスが魅力の企業です。
安定した経営基盤と成長機会を求める方、ワークライフバランスを重視しながら高収入を目指したい方に最適な職場と言えるでしょう。
転職や就職を検討している方は、ぜひオリックスの魅力をチェックしてみてください。